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神の島・祈りの島
久高島が信仰の対象となっている理由は諸説ありますが、もっとも有名なものは「海のかなたや海底にあると信じられている理想郷・ニライカナイから神様がやってくる」という、ニライカナイ信仰に基づくものです。
歴代の琉球国王も参拝を欠かさなかったといわれる久高島は、今でも沖縄の人々の信仰の対象となっている「祈りの島」です。沖縄本島にある代表的な聖地「斎場御嶽(せーふぁうたき)」も、久高島を拝むために開かれたと言われています。
神聖な祭祀が残る島
島全体が神聖な土地とされる久高島には、琉球7大御嶽(うたき)のフボー御嶽やカベール岬をはじめ、御嶽や拝所などの祭祀場が点在しています。
中でもフボー御嶽は、琉球王府が国家として重視していた御嶽とされ、国指定文化財の名勝にも指定されています。また久高島では、琉球開闢や五穀発祥にまつわる多くの祭祀が伝統として受け継がれており、そのうちの一つが「イザイホー」です。これは島の女性が神女となるための就任儀礼で、12年に一度ずつ行われていましたが、過疎化や人材不足の影響により、現在は1978年を最後に中断しています。
NPO法人 久高島振興会
住 所:沖縄県南城市久高島
電話番号:098-835-8919
- 掲載日:
- 2018.02.06
- 更新日:
- 2023.03.24
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