連載・おきなわ41物語/南風原町でしかできないがいっぱい
- 掲載日:
- 2025.03.14
41、それは沖縄県にある市町村の数です。
本連載「おきなわ41物語」では、41市町村のイマの魅力を現地ライターが独自取材。
地元民しかしらない地域ならではの魅力や穴場スポット、とっておきの寄り道グルメなど、沖縄をもっともっと好きになってしまうような、唯一無二の旅のアイデアを紹介してまいります。
41の物語とともに、新しい沖縄を再発見してみませんか?
地域の伝統文化・伝統芸能が根付くまち
織物のまちとして知られる南風原町。国の伝統的工芸品に指定されている「琉球絣」と「南風原花織」は、地域の人々の誇りです。町内には「琉球かすり会館」や「かすりの道」など、織物にまつわる施設や観光スポットもあります。また、町内では多種類の農産物を生産しており、中でもかぼちゃの生産量は県内一。各地区では、獅子舞や綱引きなどの伝統芸能が継承されており、先人たちの情熱や思いを今もなお感じることができます。
INDEX
| Access |南風原町までの行き方
沖縄本島南部地域のほぼ中央に位置する南風原町は、周囲を6市町村に囲まれ、県内では唯一、海に面していない町です。内陸部にあって、現在は那覇空港自動車道や幹線道路が走り、昔から交通の要所として役割を果たしています。
【お車の場合】
那覇空港からはえばる観光案内所まで約20分~30分
【タクシーの場合】
¥2,530~¥3,540(約20~30分)
※中型・小型、交通状況によって運賃・時間が変わります。
【モノレール・バスの場合】
(那覇空港からはえばる観光案内所 までの経路・所要時間・バス運賃)
那覇空港 → 旭橋(モノレール) 約10分 270円
旭橋 → 兼城十字路(路線バス) 約30分 340円~380円
兼城十字路 → はえばる観光案内所(徒歩) 約15分
(南風原(兼城十字路)を通るバス路線)
東陽バス 37 那覇新開線 馬天営業所行き
東陽バス 38 志喜屋線 志喜屋行き
東陽バス 39 百名線 新原ビーチ行き
東陽バス 40 大里線 親慶原出張所行き
東陽バス 41 つきしろの街線 親慶原出張所行き
| interview |新たな発見がある、おすすめの目的地を教えてください
織物のまちとして知られる南風原町。国の伝統的工芸品に指定されている「琉球絣」と「南風原花織」は、地域の人々の誇りです。町内には「琉球かすり会館」や「かすりの道」など、織物にまつわる施設や観光スポットもあります。
今回は、そんな南風原町の一歩踏み込んだ一面も紹介したい!地域を知り尽くしたみなさんに、ズバリこんな質問をしてきました。
「新たな発見がある、おすすめの目的地や新しい楽しみ方を教えてください」
この問いに答えてくれたのは、初代琉球かすり大使のみなさん
「織物のまちとして知られる南風原町ですが、織物以外にも南風原でしかできない体験やグルメスポットがあるんですよ」
では、初代琉球かすり大使のみなさんの案内で、南風原町でしかできない体験やグルメスポットを見ていきたいと思います。
琉球かすり大使
「琉球かすりの女王」改め「琉球かすり大使」
「琉球かすり大使」は、沖縄県南風原町の伝統工芸品「琉球かすり」及び南風原町を広めるために任命される大使です。ジェンダー平等の観点から、1980年から続いていた「琉球かすりの女王コンテスト」を見直し、性別や年齢、未婚・既婚を問わず、幅広い人々が参加できる「琉球かすり大使コンテスト」へと新たに生まれ変わりました。
初代の「琉球かすり大使」には、髙嶺結知郎さん、野原万起子さん、徳山清歌さんの3名が選ばれました。彼らは2024年12月から2026年11月までの2年間、琉球かすりの魅力を発信する宣伝活動や公式行事に参加する予定です。
南風原町でしかできないこと①
南風原町でしかできないこと②
南風原町でしかできないこと③
南風原町でしかできないこと① 織物のまちで世界にひとつだけの織を
琉球かすり:日本全国のかすりのルーツ
あらかじめ染め分けた糸を織り上げることで、幾何学模様をを表現するのがかすりの技法です。東南アジアから伝わったかすりは、琉球王国で盛んに織られるようになり、その後に江戸時代の日本へと伝わりました。
かすり織りは戦前まで沖縄各地でつくられていましたが、戦後は工房が集まる南風原を中心に織られるものを「琉球かすり」と呼ぶようになりました。
多彩な図柄:図柄に織り込む、大きな希望

制作の一番最初に行うのは図柄を決める「意匠設計」で、細かいほど高い技術が必要とされます。かすり柄を大別すると経(たて)かすり・緯(よこ)かすりなどがあり、それらを組み合わせることで様々な図柄を織りなしています。その数は500~600種類。これらは植物や動物をはじめ、生活用品などをモチーフとし、作り手の柔軟な発想によって型どられています。先祖から伝えられた多くの図柄模様は、かすりロード周辺の壁に見ることができます。
初代「琉球かすり大使」野原万起子さん
琉球かすりの制作工程:たくさんの工程が、作り手の思いを紡いでいく
かすりとは、経(たて)と緯(よこ)の糸が交互に織り込まれる平織りの織物のことを言い、織り上げる図柄を基に糸を染め分けます。糸の伸縮によって柄がずれるのを防ぐための工程もあり、図案通りに糸を整えてから織り上げるまでに数多くの工程が必要です。
琉球かすり会館

かすり会館は、かすり事業の拠点として建設されました。沖縄戦後、真っ先に発展を遂げた南風原のかすり生産も変革を求められる時代を迎え、手織り業者が集まって組合を作り、作業の安定と社会的地位の向上を図りました。現在でも、後継者の育成に力を入れており、1階では展示販売も行っています。また見学や、機織りの体験をすることもできるので、散策の前後に立ち寄るのもおススメです。
初代「琉球かすり大使」徳山清歌さん
かすりコースター織体験
かすり会館では、かすりコースター織体験を常時行っています。スタッフの方が丁寧に指導してくれるので初心者の方でも安心して織ることができます。コースターを織りながら、かすりの図柄について学んでみるのはいかがですか?体験には事前予約が必要です。料金等のお問い合わせはかすり会館までお願いします。
南風原町でしかできないこと②ハブ革のオリジナル財布からアイススケートまで
yu-i FACTORY(ゆーいふぁくとりー)
沖縄といえばハブが有名ですが、そのハブの革を使ったお財布があるのをご存知ですか?
南風原町にある「ユーイファクトリー」は、沖縄で初めてハブ革の鞣し(なめし)加工からデザイン・製造・製品化までを一貫して行う唯一のファクトリーです。県内で駆除されたハブを活用することで、生態系を崩すことなく環境にも配慮したアイテムを製作しています。
素材からひとつの作品が完成するまでには、約1~2か月もの時間がかかります。ハブ革を使った商品には、ウォレット(財布)、キーケース、カードケース、コインケースのほか、キーホルダーやストラップなど、若々しいデザインのアイテムが揃っています。
また、女性に人気のブレスレットやネックレス、ピアスなども、ハブ革の模様を活かしたお洒落なデザインが魅力です。
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MURUKA[ムルカ] 「全て革」を意味するムルカ。沖縄県産【駆除ハブ】大胆に使用したハイエンドシリーズ。
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KUGANI[クガニ] 「黄金」を意味するクガニ。「玉冠」を沖縄県産ハブ革にて表現。
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KUMEHABU[クメハブ] 独特な模様を持つ久米島の【駆除ハブ】を活用し、還元を踏まえ製品化。
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SHIMA-[シマー] 店舗デザインに使われる縞鋼板。その模様の中にハブの魅力を詰め込んだ大作。
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Uwatchna-[ウォッチナー] 「沖縄の時を飾る」ファッションウォッチ。シチズンムーブメントによる安心時刻。
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MIMUN[ミームン] 「新しい」存在感を放つ、ハブの模様。
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YOGE[ヨーゲ] 「アンバランス」から生まれる、ハブの魅力。
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Do you HABU?[ドゥーユーハブ] ハブを気軽に身につけよう!
yu-i FACTORY(ゆーいふぁくとりー)について
■ALL Made in OKINAWA.
沖縄で初めてハブ革の鞣し加工から、デザイン・製造・製品化を一貫して行う唯一のFACTORYです。
県産「駆除ハブ」を活用し生態系を崩すことなく、環境にも配慮したアイテムを製作しています。
「怖い」「猛毒」のイメージが強いハブですが、縁起の良いと言われる数字、「八→8」の模様が所々にあるのが特徴です。
■日本エコレザー基準認定
2021年、2年の年月をかけ日本で初めてヘビ皮革の分野にて、ハブ革が「日本エコレザー基準認定」を取得。
排水および廃棄物処理を適切に行っている yu-i FACTORY で加工された革であり、人体に有害な化学物質の有無を検査する「日本エコレザー基準書-2009」の基準にて、最優良の「エキストラ」と認定されました。
■「沖縄県産ハブ革」の証明
2008年、東京都立皮革技術センターに製品化に必要な伸縮性や耐熱性等のテストを依頼し、革の基準値をクリアしました。
2010年には「沖縄県産ハブ革を使った製品であること」の証明として、yu-i FACTORYのロゴマークで商標登録を取得。
このyu-i FACTORYのロゴマークはすべての製品に刻印しています。
■希少性の高い「ハブ革」
ハブ革の大きさは、一般に知られているニシキヘビ(パイソン)革に比べ、1/3~1/4と小さく、数も限られ大変希少です。ハブは緻密な模様で、小物のデザインに適しています。
■地域で異なる模様を持つ「ハブ」
ハブの模様は大きく南部産、北部産、久米島産の3つに分かれ、それぞれ異なった特徴の模様を持ちます。
■yu-i FACTORYが使用する ハブ革と牛革
yu-i FACTORYで使用していますハブ革や牛革はタンニンレザーです。タンニンレザーは「土にかえる」ほど環境にもに優しく、使うと革の風合いがとてもよく出ます。しかし、鞣し加工には日数と手間がかかる為、大変高価な素材です。牛革はMADE IN JAPANの姫路産タンニンレザーです。
yu-i FACTORY(ゆーいふぁくとりー)名物 82(ハブ)そば
「82(ハブ)そば」は、yu-i FACTORY(ゆーいふぁくとりー)が不定期で提供する、ハブの出汁を使った沖縄そばです。
yu-i FACTORY(ゆーいふぁくとりー)敷地内には、82(ハブ)そば提供時のみ、そば屋「プレ82」がオープンします!
運が良ければ食べられるかも!?
yu-i FACTORY(ゆーいふぁくとりー)
\2021、23年日本エコレザー認定/
沖縄初県産「駆除ハブ」を購入し、「皮→革」へ鞣し加工に成功。デザインから製造まで行い、新鮮な身は82そばへ活用!嫌われ者のハブから、キレイな模様の作品が誕生。
■営業時間:11:00~18:00
■定休日:水曜日
- 住所
- 南風原町字新川583 yu-i FACTORY
- TEL
- 098-888-0126

今年は12年に一度の「ハブ年」です。
この機会に、ハブのイメージをより良いものへと変える年にしたいと考えています。
yu-i FACTORYでは、引き続きハブを活用した製品を通じて多くの方に喜んでいただけるよう、「駆除ハブ」を楽しく大切に活用する取り組みを続けていきます。また、不定期で「82そば」もご提供しています。
ぜひ、南風原町でしか体験できない特別なひとときをお楽しみください。
yu-i FACTORY 幸地 賢尚(まさたか)さん
エナジックスポーツワールドサザンヒル
南風原町にある「エナジックスポーツワールドサザンヒル」には、沖縄県内で唯一のアイススケートリンクがあり、一年中アイススケートを楽しむことができるほか、ボウリングやバッティングセンター、卓球、岩盤浴、などを完備。みんなで楽しめるハッピープレイスとして親しまれています。ボウリング場は、最新コンピュータとワイド画面の広々としたレーンが自慢です。アイススケートリンクは、初心者でも安心して参加できるスケート教室もあります。館内には、レストランもあり、それぞれプレイを楽しんだあとにはおいしいお食事タイムも満喫できます。
仲本 百合香さん
初代沖縄観光大使 スポーツ部門(2024-2026)
初代沖縄観光大使として、沖縄の自然、歴史・文化、食、スポーツ、伝統芸能などの魅力を活かし、地域ブランドや観光情報を国内外に広く発信。
現在は「沖縄一スポーツに熱いタレント」として、様々なスポーツの関係者やアスリートへの取材を精力的に行っている。

エナジックアイスアリーナは、沖縄県内で唯一のアイススケートリンクとして、県内外から多くの方にご利用いただいております。初心者でも安心して楽しめるスケート教室やカーリング体験に加え、アイスホッケーの大会やアイスショーなどのイベントも開催されております。南風原町へお越しの際は、ぜひお立ち寄りください!
エナジックアイスアリーナ 兼城 賢貴 主任
エナジックスポーツワールドサザンヒルで出来ること
1. アイススケートリンク
沖縄唯一の本格的なアイススケートリンクを備えており、アイスショーやアイスホッケー、スケート教室など、初心者から上級者まで幅広く楽しめます。
2. ボウリング
36レーンを有するボウリング場「エナジックボウルサザン」は、2020年にリニューアルされ、競技者から家族連れ、友人同士まで幅広い層に対応しています。
3. バッティングセンター
屋外型のバッティングセンターは10打席を備え、スピード調整が可能で初心者も楽しめます。屋根付きのため、天候を気にせず利用できます。
4. 卓球
室内には卓球コーナーもあり、気軽にプレイできます。
5. 岩盤浴
地下3階には「サザンヒル岩盤癒」があり、全42種類の鉱石を利用した本格的な岩盤浴で、美容効果やリフレッシュを期待できます。
6. レストラン
1階の「レストラン南乃畑」では、ランチやディナー、アルコール飲料まで幅広いメニューを提供しており、日替わりランチには挽きたてコーヒーのサービスもあります。
さらに、300台収容可能な地下駐車場を完備しており、雨の日でも安心して訪れることができます。
エナジックスポーツワールドサザンヒル
28m×58mのアイススケートリンク、36レーンのボウリング場、10打席のバッティングセンターなどのスポーツ施設と美味しいお食事に、岩盤浴で日頃のストレスを思い切り解消してみませんか?
■営業時間:施設によって異なります。
■定休日:年中無休
■駐車場:あり(400台/無料)
- 住所
- 南風原町字宮平460-1
- TEL
- 098-888-5656
カーリングが沖縄でも出来る!ロコソラーレ情報も!竹中知華さんも! 地域密着型YouTube沖縄vol168
南風原町でしかできないこと③ 個性的な南風原グルメスポット
キナリカフェ
南風原町にある、ココロとカラダにやさしいカフェ「キナリカフェ」。
店名の「きなり(生成)」には、漂白する前の木綿や麻のような天然素材のそのままの色、ありのままのナチュラルな意味が込められています。
小麦粉、卵、乳製品を使用しない食事やデザート、自社農園のハーブや沖縄野菜を使ったメニュー、さらには地元ブランド「はえばる豚」を活用した料理が楽しめます。また、自家製の発酵調味料を使用し、心と体に優しい食の提案を行っています。
子どもにやさしい商品も販売中なので、家族連れでも安心です。
南風原町を訪れた際は、ぜひ「キナリカフェ」で心も体もリフレッシュしてみませんか?
キナリカフェ
ショップでは、自然派スキンケア用品もあり、3か月の赤ちゃんから使える日やけ止めや天然アロマオイル7種類をブレンドしたアウトドアスプレーも販売しています。
■営業時間:11:00~15:00(LO.14:30)
■定休日:日曜日・月曜日・火曜日
■駐車場:あり(8台)
- 住所
- 南風原町宮平259-101
- TEL
- 098-995-6042
キナリカフェ 〜はえばる豚と天然プロテインを堪能〜 地域密着型YouTube沖縄vol.211
松風苑/金城哲夫資料館
すき焼きのほかにもてっちり(フグ鍋)や丸鍋(すっぽん)、伊勢海老御膳などもあり、ご結納やご結婚披露宴、生年祝いなどの大切な節目に彩りを添え、真心を込めておもてなしいたします。
松風苑の歩みについてはこちら
松風苑
松風苑は、予約制になっております。2日前(料理によっては3日前)までにご予約をお願いします。
■営業時間
ご昼食 11:30~15:00、ラストオーダー14:00
ご夕食 17:00~22:00(年末年始は23:00まで)、ラストオーダー20:00
■定休日
年中無休(但し12月31日と1月1日お昼の営業はお休み)
- 住所
- 南風原町津嘉山1384
- TEL
- 098-889-3471(受付時間11:00~20:00)
永遠のスーパーヒーロー「ウルトラマン」。その生みの親のひとりとも評される金城哲夫は南風原町出身です。上京後、特撮映像で有名な円谷プロダクションに参画し、企画リーダーとして初期の「ウルトラマン」シリーズで数々のヒット作品を生み出してきました。熱狂的な怪獣ブームを生んだ金城は1969年に帰郷。1975年に開催された「沖縄国際海洋博覧会」の演出も務めました。南風原町にある金城哲夫の生家、料亭「松風苑」の離れの2階は現在「金城哲夫資料館」になっており、予約制で書斎や展示物、資料などが見学可能。一大ブームを巻き起こした脚本家の功績を肌で感じることができます。
沖縄そば 黄金屋(こがねや)
南風原町にある「沖縄そば 黄金屋(こがねや)」は、2024年9月5日にオープンした沖縄そば専門店です。
店主はタイラ製麺所で麺作りの修行をし、タイラ製麺所と共に作り上げた黄金屋オリジナルちぢれ生麺は、豚骨ベースのスープとの相性が良く、生麺・スープ・お肉すべてを楽しんで頂きたい味わいとなっています。
(店主より)
「小さなお店ですが、私の育った地元、母校の目の前にお店を持つことができました。南風原中学校の向かい、隣に公園がある好立地で、国道329号線からのアクセスも便利です。 皆様のおくつろぎの場になりますように。」
沖縄そば 黄金屋(こがねや)
美味しい沖縄そばを食べて
嬉しい気持ちになって
楽しい一日になってほしい
■営業時間:平日11:00~15:00、土日祝11:00~19:00
■定休日 :水曜日
- 住所
- 南風原町兼城756
レストランしぐれ
南風原町にある「レストランしぐれ」は、地元の人々に長年愛されている食事処です。店内は広々とした畳敷きの座敷席が中心で、家族連れや大人数のグループでもゆったりとくつろげる雰囲気が魅力です。
ランチタイムには、トンカツ定食やチキン唐揚げ定食、生姜焼き定食などの定番メニューから、ポーク玉子やイカスミ汁定食といった沖縄らしい料理まで、多彩な定食メニューが揃っています。
特におすすめなのが、かぼちゃを練り込んだ特製麺を使用した「かぼちゃそば」です。この一品は、第2回ふぇーばるグルメコンテストで見事1位に輝いた逸品で、ここでしか味わえない独特の風味と食感を楽しめます。かぼちゃの時期には肉厚の南風原町産かぼちゃの天ぷらがトッピングされます
ディナータイムには、居酒屋として営業しており、お酒やおつまみも充実しています。カウンター席も備えているため、お一人様でも気軽に立ち寄ることができます。
「レストランしぐれ」で、南風原町でした味わえない地元の味を心ゆくまで堪能してみてはいかがでしょうか。
レストラン しぐれ
かぼちゃを練り込んだめでたい黄金色づくしの特製オリジナル麺「かぼちゃ黄金そば」はここだけでしか味わえない沖縄そば。
■営業時間:ランチ11:00~14:00(L.O. 13:30)、ディナー17:00~22:00(L.O. 21:00)
■定休日:木・日曜日
■駐車場:店舗前に完備
- 住所
- 島尻郡南風原町津嘉山1607
- TEL
- 098-889-4091
| model course |紹介スポットも回れる、とっておきの旅プラン
南風原でしかできないことを全部やる2泊3日
体験・グルメ・ショッピング・散策等
南風原でしかできないことリスト
・かすりロードを散策した後、世界で一つだけのかすりコースターを作る
・めでたいかぼちゃ黄金そばを食べる
・アイススケートをする(日程があえばカーリング体験も)
・沖縄にすき焼きを広めた名店ですき焼きを食べる
・ハブ革を使った商品を購入する(運が良ければ82ソバが食べられるかも!?)
・キナリカフェで地元ブランド「はえばる豚」を活用した料理を食べる
| comment |一般社団法人南風原町観光協会からのメッセージ
一般社団法人南風原町観光協会
沖縄県で唯一、海に面していない「南風原町」
琉球かすりや南風原花織などの織物の産地であり、各字(あざ)で行われる、見ているだけで手に汗握る綱引き、地域に数多く残る文化財、6つの市町村に隣接する交通の要所、そして最南端のアイススケートリンクなど、他の市町村にはない独自性を持つ町です。
そんな南風原町で、ここでしかできない体験をたくさんお楽しみください。皆さまのお越しをお待ちしています。
| 編集後記 |おきなわ物語編集部
今回は、沖縄県で唯一海に面していない「南風原町」をご紹介しました。タイトルは 「南風原町でしかできないことがいっぱい!」。
その名の通り、南風原町に訪れるだけで、沖縄県内でもここでしか体験できないことがたくさんあります。
たとえば、世界に一つだけの琉球かすりのコースター作りやアイススケート、ハブ革を使った財布やアクセサリーの購入、ウルトラマンの脚本家・金城哲夫さんの資料館など、ここでしかできない体験が盛りだくさん。
夏はマリンレジャーの合間に、冬はゆっくりと町を巡りながら、南風原町ならではの魅力を楽しんでみてはいかがでしょうか?きっと、あなたの知らない沖縄を発見できるはずです。
【ピックアップ】連載・おきなわ41物語/沖縄にはまだ知られていない魅力いっぱい
連載・おきなわ41物語
沖縄にはまだ知られていない魅力いっぱい
41、それは沖縄県にある市町村の数です。おきなわ「41」物語では、41市町村のイマの魅力をひとつずつ独自取材。
地元民がおすすめする地域ならではの魅力や是非訪れてほしい穴場スポット、寄り道グルメなど、新しいローカル旅の目的地を紹介してまいります。
41の物語とともに、新しい沖縄を再発見してみませんか?
南風原町は琉球かすりや南風原花織をはじめ、さまざまな織物の産地として知られています。たくさんの工房・たくさんの職人が集まった「織物のまち」です。シャーラトントンと機織りの音が響き、糸や反物を野外で広げたりする姿が見られる風情あるエリアは、「かすりロード」と呼ばれる散策コースになっています。
初代「琉球かすり大使」髙嶺結知郎さん