【八重山の旧盆をめぐる旅】波照間島の「ムシャーマ」を観賞しました!

掲載日:
2015.09.18

はいたい♪マハエです!
波照間島、石垣島を訪れ、旧盆の行事をめぐる旅をしてきました。

沖縄のお盆は旧暦を基準にしています。
毎年日付けが異なり、今年は8/26~28がお盆期間でした。

波照間島では旧盆の中日(ナカヌヒー)に「ムシャーマ」という行事がおこなわれます。
豊年祈願とご先祖様を慰霊するお祭りです。

朝、ムシャーマの開始の合図のドラが、島に響き渡るように鳴りました☆彡
「ミチサネ」という仮装行列からスタートです!
集落ごとに組分けされた西組、東組、前組が、それぞれ公民館までの道を練り歩きます。

東組の仮装行列がやって来ました!

先頭にミルク様が見えます♪

行列の人たち、沿道の人たちを見守るように360°回転しながらゆっくりと行進します。

波照間島でミルク様は「五穀豊穣と幸福」をもたらしてくれる神様として崇められています。
仏教の「弥勒菩薩」から由来していると言われています。

ミルク様の後にはちびっこたちが続きます。
そして、公民館へ。

その後には、三線やおばあたちの唄や舞踊などが列に華を添えます。

他にも、畑作や稲作、収穫を表現する部隊や

漁を模して、釣り人に扮したおじいも登場!
長~い釣り竿が迫力満点!!

その後も行列は続きます。

最後は、獅子舞が締めくくります。

迫力があるのにどこか愛嬌を感じます^ ^

その頃公民館の中庭では、ミルク様を島唄でおもてなし♪
ほのぼの・・見ていて、癒されました(*´▽`*)

次に、前組の仮装行列がやって来ました!
こちらにもミルク様が!!

八重山の島々のお祭りに神様であるミルク様は欠かせない存在です。
通常はミルク様は1つの島につき1人存在するのですが、
波照間島は集落ごとに存在するため、3人のミルク様が登場するそうです!

東組のミルク様よりお顔が少しふくよかな印象です。

こちらの行列も最後は獅子舞が登場!

一頭がマハエに接近!!
キャー!!

獅子舞に頭を噛んでもらうと、魔除けになるそうなんです。
というわけで、マハエも噛んでいただきました^ ^

すべての組の行列が終わった後、公民館では「ボー・テーク」という演舞が披露されます。
男性たちの威勢のいいかけ声と棒術は、迫力があり、見ごたえたっぷりでした!

午後からは、公民館の特設ステージで舞踊や雑踊などが組別に披露されました。

こちらは、西組の「玉踊り」です。
なんと14年ぶりに披露されたそうです!
貴重な機会に立ち会えて、マハエ、ラッキーでした☆彡

こちらは、前組のラストを飾った「松竹梅」です。
なんと頭部に、松、竹(笹)、梅の装飾が!

優美な舞いにウットリ。。
梅の花笠は、マハエもつけてみたいな~と思いました♪

ステージのトリは、東組の「コームッサ」でした。
開墾する様子を描いた劇だそうです。
ほとんどのセリフが波照間島の方言だったので、聞き取るのが少し難しかったですが、
動きや表情などで伝わってきて、とても楽しめました(^O^)

マハエはここで観賞終了となりましたが、この後獅子舞や帰りのミチサネなどで締めくくられたそうです。

島の人々の手作りのぬくもりが伝わる、素朴であたたかいお祭りでした。

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