【沖縄戦終結80年】慰霊大護摩供に参加してきました!
- 掲載日:
- 2025.03.12
はいたい、マハエです。
今回マハエは「沖縄戦終結80年 平和祈念慰霊 とも祈り 採灯大護摩供」に参加してきました。
昭和20年6月23日は、太平洋戦争下における、旧日本軍の組織的な戦争が終わったとされる日で、本年(令和7年)は、その日から80年を迎えます。
国の内外、敵味方の別なく、沖縄戦による戦没者をはじめとする戦争物故者追悼慰霊法要とするとともに、先人に感謝し、平和の尊さを心に刻み、世界の平和をともに祈る機会にしたいと、沖縄戦最後の激戦地となった本島南部糸満市摩文仁にある沖縄県営平和祈念公園にて厳修されました。
厳修にあたり、平和祈念資料館にて平和祈念財団の松川事務局長のお話を伺い、理解を深めた上で祭事が執り行われました。
大護摩供を行う前に、平和祈念堂の方向に祈りを捧げ、公園内をねり歩きます。ホラ貝の音が響き渡り、皆が行列をなしてねり歩いている姿は圧巻でした。
その後、一人ひとりお辞儀をして内側に入っていきます。
法具である弓を用いて行う「法弓の儀」や法具である剣を使用する「法剣の儀」も行われました。これらの儀式には、悪霊や邪念を退け、清浄な状態をもたらすという意味が込められています。
その後、「火入れ」の儀式が始まります。この火は「智慧の火」とされ、迷いや煩悩を取り除き、真理を見つける象徴だと考えられています。また、火入れは、護摩供における最も神聖で重要な部分だと考えられています。火入れを行うと、だんだんと炎が燃える力が強くなり、あたり一帯は煙に包まれました。
マハエも祈りを捧げました。
お坊さんたちが声を合わせてお経をとなえる姿や大きな炎は迫力満点で、凄まじいパワーが感じられました。
人びとの祈りが込められた「とも祈りの塔婆」を燃えさかる大護摩供の炎で梵焼し、鎮魂・慰霊を願うとともに、平和を祈りました。
最後に、金峯山寺/金峯山修験本宗管長の五條様をはじめ、協力してくださっていた空援隊や平和祈念公園関係者からメッセージが贈られました。
戦争終結から80年。
慰霊大護摩供の様子を通して、平和の大切さや尊さを改めて実感しました。
そして、金峯山修験本宗 管長の五條様の「戦後80年で慰霊を終わるのではなく、鎮魂・慰霊を続けていくきっかけになればよい」「先祖を大切に。勝手に生きているわけではない」という言葉に深く心を打たれました。
戦争のない平和な世界を切に願います。
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未来へ継ぐ 沖縄戦の記憶を辿って。
沖縄戦についての基礎知識や戦争体験者や継承者のインタビュー、映画・スポット紹介、施設、ガイドツアーの紹介など、沖縄戦における情報が掲載されています。戦後80年を迎える今、必読の記事をなっておりますので、ぜひご覧ください。
「沖縄県営平和祈念公園」について
第二次世界大戦最後の地上戦の舞台であり、沖縄戦最大の激戦地となった糸満市摩文仁にある美しい公園。青い海を望み、花と緑に彩られた約40haもの広大な園内には、「鎮魂、祈り、平和」をテーマに、墓苑や慰霊塔・碑をはじめ、沖縄戦の資料を展示する資料館や祈念堂、広場などが点在しており、年間約100万人が訪れています。