海と舟と星にまつわる沖縄本島北部観光の穴場スポット♪

掲載日:
2017.07.20

はいたい!マハエです。

今回マハエは、沖縄本島北部観光の際に楽しめる穴場スポット「海洋文化館(プラネタリウム)」を訪れました。
海洋文化館ってどこにあるの?という方も多いかと思いますが、
実はあの「沖縄美ら海水族館」と同じ「海洋博公園」の敷地内にあるんです。
この海洋文化館は、沖縄や太平洋地域の海洋民族の歴史や文化をカヌーにスポットをあて紹介している施設で、
プラネタリウムも併設しています。

建物自体は、沖縄国際海洋博覧会が行われた1975年からあるのですが、内装のみを改装し2013年10月に全面リニューアルオープン。

約1時間おきに20分程度の館内ガイドツアーがあるということでマハエは迷わず参加♪
嬉しいことに無料です(≧▽≦)

 

さっそく、ガイドさんに案内してもらって入り口のある2階から3階ロフトの「航海ゾーン」へ!

ここには、約5000年前~1000年前頃人類が新天地に向け大航海し移住していく様子や伝統的な航海術、造船技術などが紹介されています。

伝統的航海術や造船技術は、「バンドデシネ」と呼ばれるフランス語でいう「続き漫画」で紹介されています。
その長さは、なんと国内初の30mにもおよぶのだそう! 一般的な展示に比べ分かりやすく読みやすいのでお子様も楽しめそう♪

またこちらではこんな面白いものも発見! これはヤシの葉柄(ようへい)や貝柄から作られたスティックチャートと呼ばれる海図。
貝殻が島の位置、木の棒が海流や波のうねりを表しているそう。

驚くことに、この海図は航海には持っていかず全部記憶していたとのこと。 人々はこの海図以外にも、周辺の島々の位置を季節ごとに異なる星座をもとに何十パターンも覚えていたのだとか。
どうして海洋文化館にプラネタリウムがあるのか不思議でしたが、航海と星座はそういう深~いつながりがあったのですね。

 

そして、マハエが一番お気に入りのスポットが2階にある「オセアニアゾーン」。

大型スクリーンはもちろん、2階の床にも海やカメ、イルカ、クジラなどの映像が1時間に2回映し出されます。
2階と3階が吹き抜けになっているので3階からホール全体を見下ろして映像を観賞したり、2階でイルカやカメを追いかけたりしながら海の中にいるような雰囲気を味わったりと2度楽しめます(*^▽^*)♪

 

続いて、オセアニアゾーンの隣の「交流ゾーン」へ。
こちらでは3つの大型カヌーが展示されており、迫力満点!こちらも見逃せません! 写真の舟は、ラカトイといい屋根付きの部分には人ではなく、交易の大切な品である土器や食料などを大量に積んでいたのだとか。

写真手前の舟はリエン・ポロワット号。
8人乗りですが、舟の中に乗るのは水をかく作業を行う一人だけ。
残りの人は手前にある三角のイカダのような部分や、反対側の屋根付きの部分に乗って航海を行っていたそう。

このカヌーを前方から見たのがこちら。 横から見る印象と異なり凄く細身ですね!これは、水の抵抗を減らして速度を上げるためなのだそう。

交流ゾーン以外にも1階エントランスホールには大型のカヌーが展示されています。
舟の先についている飾りが特徴的で、木彫りの装飾もとても素敵なタヒチのダブルカヌー。
迫力満点の大きさなのでぜひお見逃しなく~!

 

そして、次はいよいよ「沖縄ゾーン」。
こちらでは、マチキフニや本ハギなどのサバニや沖縄の伝統漁具などが展示されています。

マチキフニは、樹齢70年の琉球松を丸々1本くり抜いている大変貴重なものだそう。
帆が張られた本ハギは、現在もハーリーなどの伝統行事で使われています。 館内のガイドツアーはここで終了。
ガイドさんのお話を聞くことでより多くのことを学んだり、気づけたりして通常よりも館内を満喫できました~♪

 

その他、「コミュニティーゾーン」には1975年に沖縄で開催された海洋博覧会に関する展示資料や実際に乗船し写真撮影ができる「撮影用のサバニ」もあります。 マハエもちゃっかり乗船体験し写真撮影♪

 

最後は「プラネタリウム」。
マハエは、「沖縄ぬちゅら星」と「銀河鉄道の夜」を鑑賞。

「沖縄ぬちゅら星」は、春、夏、秋、冬と3か月ごとに上映内容が変わり、この時は「夏ぬ美ら星」が上映されていました。
「夏ぬ美ら星」では、北極星と夏の星座についての解説や多良間島に伝わる民話が紹介されています。
ここ南の島だからこそ見れる星座もあるそうなので、プラネタリウムを鑑賞してから実際の星を観に行くとより楽しめそう♪

「銀河鉄道の夜」は、宮沢賢治さんの同作の朗読とナレーションをベースに360°の幻想的なパノラマの銀河が再現された作品。(期間限定上映) 360°のパノラマ映像で、一瞬画面の中に自分が入り込んだかのような錯覚に陥るシーンもあり、思わず作品の世界に引き込まれます。

お子様を連れて広い園内をたっぷり歩いた後は、プラネタリウムをゆっくり鑑賞しながら一息つくのもよさそうですね☆

 

海洋博公園というと水族館やおきなわ郷土村などに注目が集まりがちですが、実はこんな素敵な穴場スポットもあります。

入場料にはプラネタリウムの料金も含まれており、かなりお得☆

中央ゲートのすぐ横にあり、駐車場からの移動距離が少ないので雨の日の観光にもおすすめですよ。
(最寄りは、中央ゲートの南駐車場)

水族館を訪れた際や北部観光、雨の日にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか♪

もちろん、夏休みのお子様連れの旅にもおすすめです(*´▽`*)

 

【関連リンク】
海洋文化館(プラネタリウム)
沖縄美ら海水族館
沖縄県国頭郡本部町字石川424番地(海洋博公園内)

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花笠マハエ