美しき伝統芸能、組踊の世界を覗いてみませんか?~発表会編~
- 掲載日:
- 2025.03.21
第七期組踊研修生の発表会を鑑賞してきました!
はいたい♪マハエです!
先日マハエは、国立劇場おきなわ(浦添市)にて養成中の、第七期組踊研修生のお稽古を見学させて頂きました!そして今回は、研修生の皆さんが発表会を開かれるとのことで、鑑賞に参りました♪
なんと特別に、本番前の楽屋の様子も見せて頂けるとのこと!とても楽しみです(^O^) /
本番前の楽屋にお邪魔しました!
まずは歌三線のお二人の楽屋にお邪魔しました!優しくマハエを迎えてくれたお二人でしたが、三線を奏で始めるとキリっと真剣な表情に。目の前で歌って頂き、とても迫力がありました!!
次に、立方(たちかた)の皆さんがいらっしゃる楽屋へ。本番前ということもあり、緊張感ただよう中、黙々と支度をされていました。皆さん、みるみるうちに姿がかわっていき、マハエも目が釘付けでした!
お化粧をする前は「お兄さん」の顔だったのに、どんどん「銘苅子」「天女」「娘」「息子」それぞれの顔になっていき、表情も凛として、役になりきっていくのが伝わってきました。これが「立方」というものなのですね!(*^^*)
ついに開演です!
本日は、満席とのこと!小学生のお子さまから年配の方まで、幅広い世代の方がいらっしゃいました♪和装されている方や、髪を綺麗にまとめて輝くジーファー(かんざし)を挿している方、パリッと背広を着ている方など、お洒落をされている方が多くとても素敵でした。会場全体が華やいだ雰囲気に包まれていましたよ~♪
いよいよ始まりました!
地方(じかた)の楽器の音色と歌が、観客を一気に組踊の世界にいざなってくれます。まるで琉球王朝時代にタイムスリップしたよう・・・ (*^^*) 琉球王国の王さまや、冊封使(中国からの使い)も当時、こんな光景を見ていたのですね~。とても優雅な気分になります。
唱え(せりふ)や歌は、「首里ことば」という方言で話されるので、沖縄の人でも聞き取れる人は少ないそう。「首里ことば」とは、琉球王朝時代に首里で士族たちが使っていた言葉のこと。マハエは、前回お稽古で『銘苅子』のあらすじを教えてもらったので、言葉は分からなくても十分楽しめました! 組踊ビギナーの方は、予めストーリーを知っておくのがおすすめです♪
発表会が終わり、天女役の翁長さんのご挨拶です!
研修生みんなで、日々努力されているのが伝わってきますね!周りの方々への感謝の気持ちもお話しされていて、温かい雰囲気で幕が下りました(*^^*)
第七期生のみなさん、お疲れ様でした!
次回の発表会は、10月に開催予定とのことです♪チケットはいつもすぐに無くなってしまうそう!秋ごろまた要チェックですね(^O^)/

いかがでしかた?
どうか「言葉が分からないから」と思わずに、気軽に、組踊の世界を体感してみてください。マハエは今回、琉球王国の人になった気分でたくさん楽しめました♪終わったあとは、美しいものを見せて頂いた余韻に浸りましたよ~ (*^^*)
今回の発表会は、先生方をはじめ、周りの方々のサポートがあり務めさせて頂くことができました。今後も、課題にぶつかることもあるとは思いますが、皆と切磋琢磨し乗り越えていきます。「芸道無限」という言葉がありますが、慢心することなく精進していきます。