「ちゅらさん」の舞台を巡ろう!沖縄ロケ地で蘇るあのシーン

掲載日:
2024.08.30

沖縄県と東京都を舞台にしたNHK連続テレビ小説「ちゅらさん」が、2024年4月1日から再放送されています!
そこで今回は、ヒロイン・古波蔵恵里が生まれ育った「小浜島」と高校生活を過ごした「那覇・首里周辺」のロケ地をピックアップしてご紹介します!「ちゅらさん」で登場する様々な県内スポットを巡り、物語の追体験や沖縄の魅力を堪能してみてはいかがでしょうか?

INDEX

NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」のあらすじ

NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」は、沖縄県と東京都を舞台に、ヒロイン・古波蔵恵里を中心に、彼女の家族や友人たちとの深い絆を描きながら、看護師を目指して成長していく姿を描いた物語です。

沖縄県八重山諸島の小浜島で生まれ育った古波蔵恵里は、幼少期に東京からの観光客であった上村文也と出会います。その後、文也の父親が沖縄戦で失った過去の話を聞き、この出会いが恵里の人生に大きな影響を与え、「人の役に立ちたい」という強い思いを抱くようになります。

その後、看護師を目指して上京した恵里は、様々な人々との出会いや試練を経験しながらも、明るい性格と周囲の支えによって困難を乗り越えていきます。家族や友人との交流を通じて、彼女は人として成長し、自分の人生の目的や大切なものを見つけていきます。

沖縄離島「小浜島」について紹介

こちらでは、ヒロイン・古波蔵恵里が生まれ育った「小浜島」の概要やアクセス方法、移動手段などをご紹介します。

「小浜島」ってどんなところ?

「ちゅらさん」の舞台としても有名な「小浜島」は、石垣島と西表島の間に位置し、八重山諸島の中央にある周囲約16.6kmの島です。この島は、大型ホテルが立ち並ぶ人気のリゾート地でありながら、昔ながらの沖縄の風景も色濃く残る、のどかな雰囲気を持っています。小浜島では、ホテルのビーチでダイビングやシュノーケリングなどのマリンスポーツを楽しめるほか、サトウキビ畑や牧草地の中にまっすぐ伸びる「シュガーロード」を歩いたり、集落内をゆったり散策したりと、自由で穏やかな島時間を満喫することができます。

アクセス方法

移動時間:ユーグレナ石垣港離島ターミナル → 小浜港 片道 約30分

石垣島と西表島の真ん中に位置する小浜島には空港が無く、沖縄本島からの直行ルートがありません。そのため、まずは石垣島まで行き「ユーグレナ石垣港離島ターミナル」から、高速船やフェリーの定期船で片道約30分にてアクセスすることができます。
チケット購入時は窓口が込み合う場合があるため、事前予約がおすすめです。

八重山観光フェリー (公式HP)
安栄観光 (公式HP)

島内の移動手段

小浜島は周囲約16.6kmで、自転車でも島を一周することができます。また、小浜港から島の中心部にある小浜集落までは徒歩で約30分ほどのため、サイクリングだけでなく、散策でも小浜島を楽しむことができます。
※小浜島の天候は変わりやすいため、雨具などを持ち歩いておくと安心です。
レンタカー 体力に自信のない方や家族連れ、また天候が不安定な際にも快適に移動が可能です。
レンタサイクル サイクリングを楽しみながら、島の自然を身近に感じることができます。
レンタルバイク 自転車よりも速く移動でき、狭い道でも気軽に移動することができます。
徒歩 小浜島はコンパクトな島のため、天気が良ければ徒歩での散策も楽しめます。

沖縄離島「小浜島」ロケ地巡り

こちらでは、「ちゅらさん」に登場する沖縄離島 ”小浜島” のロケ地をピックアップしてご紹介します。

01│ちゅらさんの碑

小浜島で2番目に標高が高い西大岳の頂上にある「西大岳展望台」の隣には、NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」の撮影を記念して設置された「ちゅらさんの碑」があります。約100段の階段を上ってたどり着く「西大岳展望台」からは、加屋真島や西表島、由布島の美しい景色を一望することができます。

【住所】沖縄県八重山郡竹富町小浜
【アクセス】「小浜港」から「西大岳展望台登り口」まで車で約8分、徒歩で約30分

02│大岳展望台

標高99mの大岳(うふだき)の頂上にある展望台からは、360度に広がるパノラマの絶景を眺めることができます。また、小浜島は八重山諸島の真ん中に位置するため、大岳からは、石垣島、竹富島、黒島、新城島、西表島、鳩間島、加屋真島、天気がよければ波照間島も見ることができます。

【住所】沖縄県八重山郡竹富町小浜
【アクセス】「小浜港」から「大岳」まで車で約6分、徒歩で約25分

03│こはぐら荘

ヒロイン・古波蔵恵里が生まれ育った古波蔵家として登場する「こはぐら荘」は、沖縄の伝統的な民家の風情を感じられます。石垣に漆喰の壁、そして赤瓦屋根が特徴の沖縄らしい建築様式を堪能できます。※こちらの民家は私有地のため、建物の中に立ち入ることはできませんが、外観を見学することで、ドラマの舞台となった場所の雰囲気を味わうことができます。

【住所】沖縄県八重山郡竹富町小浜
【アクセス】「小浜港」から「こはぐら荘」まで車で約4分、徒歩で約24分

04│シュガーロード

ヒロイン・古波蔵恵里たちの通学路として登場する「シュガーロード」は、サトウキビ畑や牧草地を突き抜ける真っ直ぐな一本道です。歩いてみると少し距離を感じるため、自転車で通り抜けるのがおすすめです。島の風を感じながら、心地よいサイクリングを楽しむことができます。

【住所】沖縄県八重山郡竹富町小浜
【アクセス】「小浜港」から「シュガーロード」まで車で約5分、徒歩で約20分

05│細崎海岸

古波蔵恵文と古波蔵恵里が上村親子を出迎えたシーンに出てくる、島の西端に位置する「細崎(くばざき)海岸」は、小浜島のビーチスポットとして知られています。SUPなどのアクティビティが楽しめる場所としても有名で、とても静かでのどかな雰囲気が漂っています。また、海岸に隣接する海人公園には、マンタの形をした屋根が特徴の展望台もあります。

【住所】 沖縄県八重山郡竹富町小浜
【アクセス】「小浜港」から「細崎海岸」まで車で約15分、徒歩で約1時間

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【番外編】沖縄本島「那覇・首里周辺」ロケ地巡り

こちらでは、「ちゅらさん」に登場する沖縄本島 ”那覇・首里周辺” のロケ地をピックアップしてご紹介します。

01│首里金城町の石畳道

那覇の古波蔵家前のシーンでよく登場する「首里金城町の石畳道」は、16世紀に首里から那覇港や沖縄本島南部へ通じる主要道路として造られた「真珠道(まだまみち)」の一部です。周辺には赤瓦家が並び、琉球王国時代の城下町の風情を感じながら、散策を楽しむことができます。ただし、雨の日はすべりやすいので注意が必要です。

【住所】沖縄県那覇市首里金城町2丁目
【アクセス】「那覇空港」から車で約25分、「儀保駅」から徒歩で約23分

首里金城町の石畳道(県指定史跡)

02│国際通り

ゴーヤーマンの売り込みシーンでよく登場する「国際通り」は、お土産品店や雑貨店、居酒屋、カフェ、レストランなど、多彩な店舗が全長約1.6kmにわたって軒を連ねる観光ストリートです。通り沿いや周辺にはホテルも数多く立ち並んでいます。また、毎週日曜日(雨天中止)には、国際通りの一部区間が通行禁止となり、歩行者専用道路になります。

【住所】沖縄県那覇市牧志3-2−10
【アクセス】「那覇空港」から車で約15分、「県庁前駅」と「牧志駅」から徒歩すぐ

国際通り

03│牧志公園

ゴーヤーマンを反対され、古波蔵恵尚がため息をついていたシーンで登場する「牧志公園」は、沖縄ゆいレールの牧志駅や国際通りから歩いてすぐの場所にあります。樹木に囲まれた公園の入り口付近にはベンチが設置されているため、観光途中の休憩場所としても利用できます。また、2月頃には沖縄でよく見られる寒緋桜(かんひざくら)が咲き、桜の景色を楽しむこともできます。

【住所】沖縄県那覇市牧志2-270-3
【アクセス】「那覇空港」から車で約17分、「国際通り」や「牧志駅」から徒歩すぐ

04│泊大橋

ヒロイン・古波蔵恵里の通学路のシーンで登場する「泊大橋」は、那覇市の西海岸に位置し、泊港に架かる全長1118mの大きな橋です。この橋は、若狭から上之屋を結んでおり、橋の上からは、那覇の海の玄関口である泊港から出発する船や、那覇市内の景色を一望することができます。

【住所】 沖縄県那覇市前島3-27
【アクセス】「那覇空港」から車で約7分、「旭橋駅」から徒歩で約30分

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