連載・おきなわ41物語/伝統と多文化が息づく街 沖縄市
- 掲載日:
- 2025.02.01
41、それは沖縄県にある市町村の数です。
本連載「おきなわ41物語」では、41市町村のイマの魅力を現地ライターが独自取材。
地元民しかしらない地域ならではの魅力や穴場スポット、とっておきの寄り道グルメなど、沖縄をもっともっと好きになってしまうような、唯一無二の旅のアイデアを紹介してまいります。
41の物語とともに、新しい沖縄を再発見してみませんか?
唯一無二のエンターテインメントシティ
那覇市に次いで人口の多い沖縄市は、戦後の琉米文化を体感できる街。1974年にコザ市と美里村が合併して沖縄市となりましたが、現在でも市の中心市街地は「コザ」の愛称で親しまれています。米軍基地のゲート前にある「コザゲート通り」を中心に、1960年代から80年代にかけて繁華街として賑わいをみせながら、沖縄とアメリカの文化が混じり合った文化を作り上げました。市内の2大商店街の一つ「銀天街」のシンボルであり、世界最大級の面積を誇る巨大な壁画には、越来城跡地や戦後のコザの歴史が描かれており、通りを行きかう人々に大きなインパクトを与えています。
INDEX
| Access |沖縄市までの行き方
■車を利用の場合
沖縄自動車道利用で、空港から約40分。一般道路では空港から約60分。
■路線バスを利用
那覇バスターミナル→胡屋バス停
バスでの所要時間:約60分 バス停から約700m
沖縄バス 27、77、80
琉球バス 23、27、63、90、110、112
東陽バス 31
那覇空港→胡屋バス停
バスでの所要時間:約55分 バス停から約700m
琉球バス 113、123
| interview |新たな発見がある、おすすめの目的地を教えてください
那覇市に次いで人口の多い沖縄市は、戦後の琉米文化を体感できる街。1974年にコザ市と美里村が合併して沖縄市となりましたが、現在でも市の中心市街地は「コザ」の愛称で親しまれています。市内の2大商店街の一つ「銀天街」のシンボルであり、世界最大級の面積を誇る巨大な壁画には、越来城跡地や戦後のコザの歴史が描かれており、通りを行きかう人々に大きなインパクトを与えています。今回は、そんな沖縄市の一歩踏み込んだ一面も紹介したい!地域を知り尽くしたみなさんに、ズバリこんな質問をしてきました。
「新たな発見がある、おすすめの目的地や新しい楽しみ方を教えてください」
この問いに答えてくれたのは、一般社団法人沖縄市観光物産協会の上江洲 杏奈さん
「私が生まれ育った沖縄市は、伝統と現代文化、多文化が融合したユニークな街です。それぞれの文化が互いを認め合う風土が根付いており、そんな懐の深い沖縄市が大好きです。音楽、祭り、歴史、グルメを存分に楽しめる沖縄市へ、ぜひ一度お越しください!」
では、杏奈さんの案内で、今まで見たことがない沖縄市の楽しみ方を見ていきたいと思います。
上江洲 杏奈さん
一般社団法人沖縄市観光物産振興協会 観光誘客プロモーション事業
1998年、沖縄市生まれ。大学卒業後にIT企業に就職するが、観光の仕事に携わりたいという想いから、2022年に沖縄市観光物産振興協会へ入職。県外での沖縄市プロモーション事業やSNSでの情報発信を担当している。
おすすめ①広島東洋カープのキャンプ地
沖縄市コラボグッズや球場周辺グルメのご紹介
おすすめ②東南植物楽園
1,300種、5万株以上の植物を有する日本最大級の屋外植物園
おすすめ③コザの夜
沖縄市は、特にコザ地区を中心に夜のエンターテインメントが豊富
おすすめ①広島東洋カープのキャンプ地
沖縄はプロ野球キャンプのメッカ
2月でも最低気温が10度を下回ることがほとんどない沖縄は、寒い時期のスポーツ選手にとって理想的なトレーニング地です。2月になると、県内各地で多くのプロ野球球団が毎年春季キャンプを行います。選手たちの練習風景を間近で見られる貴重な機会とあって、多くの野球ファンがキャンプ地を訪れます。2024年には、プロ野球12球団のうち9球団が沖縄でキャンプを実施しました。
沖縄市は広島東洋カープのキャンプ地
広島東洋カープは、1982年から沖縄市のコザしんきんスタジアムを春季キャンプ地として使用しています。それ以前は宮崎県日南市を主なキャンプ地としていましたが、1982年より一部のキャンプ期間を沖縄市に移す形でスタートしました。
2019年以降は、キャンプ後半(主に2月中旬以降)を沖縄市で行う形が定着しています。沖縄市では、温暖な気候と充実した施設を活かし、主に1軍の実戦練習や紅白戦、練習試合が行われています。
また、コザ運動公園内には練習環境が整っており、ファンにとっても観戦しやすい環境が整備されています。さらに、地元との交流イベントや沖縄ならではの観光も楽しめることから、毎年多くのファンが訪れる人気のキャンプ地となっています。
2025年広島東洋カープ春季キャンプ情報
【一軍】
≪日南キャンプ≫
[期間] 2月1日(土)~2月11日(火・祝)
[休日] 2月7日(金)
≪沖縄キャンプ≫
[期間] 2月13日(木)~2月26日(水)
[休日] 2月12日(水)・17日(月)・21日(金)
【二軍】
≪広島キャンプ(大野練習場/由宇練習場)≫
[期間] 2月1日(土)~2月6日(木)
≪日南キャンプ≫
[期間] 2月8日(土)~2月25日(火) ※2/8~2/11まで東光寺球場
[休日] 2月13日(木)・17日(月)・21日(金)
【場所】
天福球場(宮崎県日南市)
東光寺球場(宮崎県日南市)
コザしんきんスタジアム(沖縄市野球場)
コザしんきんスタジアムとは
施設概要
所在地:沖縄県沖縄市諸見里2丁目1-1(コザ運動公園内)
収容人数:12,000人(内野スタンド4,000人、外野芝生席8,000人)
フィールドサイズ:両翼100m、中堅122m
2025沖縄春季キャンプ 沖縄市コラボグッズ
2025年の広島東洋カープ沖縄春季キャンプでは、沖縄市とのコラボレーションによる限定グッズが販売されます。これらのグッズは沖縄市観光物産振興協会のオリジナルデザインで、今年は新たにトートバッグやタンブラー、ステッカー3枚セットが加わりました。球場のほか、沖縄市内の店舗でも購入可能です。
※このほかにも、広島東洋カープ沖縄春季キャンプ地限定グッズが多数販売される予定です。
球場周辺のグルメスポット
広島東洋カープのキャンプ観戦をさらに楽しむなら、球場周辺で沖縄グルメを堪能してみませんか?観戦とグルメ散策を組み合わせることで、旅の楽しさが倍増すること間違いなしです!
ステーキハウス四季 沖縄市園田本店
老舗(1972年創業)のステーキハウス四季本店
■住所:沖縄市園田3-1-25
■営業時間:ランチ/11:00~16:00 (Last in & Last Order 15:00)、ディナー/17:00~21:30(Last in 20:30 / Last order 20:45)、ディナー(金土日祝)17:00~22:00 (Last in 21:00 / Last order 21:15)
■連絡先:098-933-5731
■定休日:不定休
RALPH'S BURGER RESTAURANT
ちょっとこだわり強めの小さなバーガー屋さん
■住所:沖縄市園田1-2-28
■営業時間:11:00~16:00※完売次第閉店
■連絡先:098-800-2447
■定休日:木曜日、金曜日
イマカフェ
まるでお家のリビングにいるようにくつろげる空間で美味しい御飯とスイーツ
■住所:沖縄市上地3-2-26 A-3
■営業時間:11:30~18:00(ラストオーダー17:00)
※ランチタイム:11:30~16:00
■連絡先:098-989-1534
■定休日:月曜日
熱烈カープファン 大城 貞夫さん
株式会社サイン沖縄 取締役会長/看板マイスター/一般社団法人沖縄市観光物産協会 コザ街あるき認定ガイド
大学卒業後、那覇で画廊を経営していたが、35歳の頃に沖縄市諸見里で総合広告・看板業を手掛ける「サイン沖縄」を設立。以来、40年以上にわたり広告・イベント業界で活躍してきた。現在は取締役会長として、沖縄市の文化振興や地域活性化にも尽力している。
モットーは「アッという間の人生、いつまでもクリエイティブでアクティブに!人生は塞翁が馬。苦しいときでもそれを面白いと感じ、楽しむこと!」
おすすめ②美らヤシパークオキナワ・東南植物楽園
美らヤシパークオキナワ・東南植物楽園は、沖縄市に位置する日本最大級の屋外植物園で、1,300種、5万株以上の植物が集められています。ここでは植物を鑑賞するだけでなく、沖縄の自然や文化に触れるさまざまな体験が楽しめます。家族連れはもちろん、カップルや一人旅にもぴったりのスポットです。
美らヤシパークオキナワ・東南植物楽園の魅力
1. 広い空に映える南国の風景
東南植物楽園は、1,300種、5万株以上の植物を有する日本最大級の屋外植物園です。特に熱帯や亜熱帯の植物が豊富で、ヤシの木、ハイビスカス、つる性の花々や、希少な熱帯植物が園内を彩ります。また、巨大なハス池や見上げるほどのヤシが並ぶ景色は写真映えします。
2. 美しい水辺の風景
園内には3つの人工池があり、水辺の風景が楽しめます。スイレンが咲き、昆虫たちが蜜を集める瞬間や、水鳥が遊ぶエリアなど、自然を身近に感じながらリラックスできる場所が点在しています。
3. アクティビティと体験プログラム
・ガイドツアー: 専門のガイドによるツアーで、園内の植物に関する知識を深めることができます。
・体験ワークショップ: 南国植物を使ったクラフト作りや、沖縄らしい絵付け体験なども人気です。
・小動物たちとのふれあい: 子どもに人気の動物ふれあいエリアでは、カピバラやリスザル、モルモットやヤギなどと触れ合うことができます。
4. 沖縄南国イルミネーション
期間限定で行われる夜間のイルミネーションイベントは、県内外から多くの方が訪れています。植物園全体が幻想的な光に包まれ、昼間とは違うロマンチックな雰囲気を楽しめます。
5. 南国フードの楽しみ
敷地内のカフェやレストランでは、沖縄ならではの食材を使った料理やスイーツが楽しめます。特にこだわりの県産品を使ったジェラートは園内散策後のリフレッシュにぴったりです。
6. アクセスの良さ
沖縄本島中部に位置しているため、北部観光や那覇からのドライブ途中に立ち寄るのにも便利なロケーションです。
美らヤシパークオキナワ・東南植物楽園
東南植物楽園は1968年開業し、約1,300種、5万株以上の熱帯・亜熱帯の貴重な植物が鑑賞できる日本最大級の屋外型植物園(博物館相当施設※)
植物だけでなく、カピバラやリスザルとのふれあいや、バードパフォーマンスショーなど、園内では約50種類の動物たちともふれあえます。トリップアドバイザー2022 トラベラーズチョイスアワード ベスト・オブ・ザ・ベスト ツアー・アクティビティにおいて人気の観光部門スポット日本1位・アジア14位を選出されました。
- 住所
- 沖縄市 知花2146
- TEL
- 098-939-2555
沖縄南国イルミネーション2年連続全国第2位!
東南植物楽園は、2024年11月に(一社)夜景観光コンベンション・ビューローが主催する「第2回International Illumination Award(インターナショナルイルミネーションアワード)」イルミネーションイベント部門優秀ストーリー賞において、2年連続で全国第2位を受賞しました。
「International Illumination Award」イルミネーションイベント部門優秀ストーリー賞は、前年の秋冬以降に実施されたイルミネーションイベントの中から、独自の物語性を持つ優れたイルミネーションを選出するもので、全国6,610人の夜景観光士の投票によって決定されます。
東南植物楽園は、イルミネーションアワードにおいて、2021年と2022年に全国第3位、2023年に全国第2位と高い評価を得ています。
沖縄南国イルミネーション2024-2025
■開催期間 2024年10月25日(金)~2025年5月25日(日)
■テーマ 南国の花 かがやく ひかりの感動楽園
■点灯時間 17:00~22:00(21:30最終受付)
■入 園 料
【夜の部 17:00~22:00】
大人(18歳以上)2,300円 中人(13~17歳)1,350円 小人(4~12歳)800円
【1DAYパス】大人(18歳以上)2,800円 中人(13~17歳)1,550円 小人(4~12歳)1,000円
NEW!世界初のエコイルミ 南国ECOライツ in 植物園
(一社)夜景観光コンベンション・ビューローがプロデュースした「南国ECOライツ」は、世界で初めてイルミネーションとエコロジーをテーマにした光のイベントです。
環境にやさしい低消費電力型LEDイルミネーションの導入、光を最小限に抑えながらも来場者に印象を残す演出など、沢山のアイデアにより電力を最小限に抑え、大幅な消費電力とCO2排出量の削減を実現しました。この取り組みは、未来の世代へ美しい夜景を継承し、持続可能な社会の実現を目指したイルミネーションです。
■営業時間
①10月25日(金)~3月31日(月) 18:30~22:00(最終受付21:30)
②4月1日(火)~5月25日(日) 19:00~22:00(最終受付21:30)
※営業時間は日没後開催のため時期により異なります。
■入場料:おひとり様 300円 ※3歳以下無料 別途入園料がかかります。
これから見頃を迎える花々①神秘の花「ヒスイカズラ」
水上楽園内では、神秘の花「ヒスイカズラ」がこれから花を咲かせ始めます。
今年も蕾がちらほらと確認され始めており(2025年1月21日現在)、例年通り3月から5月にかけて見頃を迎えそうです。
ヒスイカズラ(翡翠葛) 学名 Strongylodon macrobotrys マメ科 ヒスイカズラ属
【英名:Jade Vine 】 花言葉:私を忘れないで 原産地:フィリピンのルソン島、ミンドロ島
フィリピン諸島の一部の熱帯雨林地域が原産です。自生地では森林伐採などの影響もあり、絶滅が危惧されています。つる性で3月~5月の開花期に入ると、翡翠石のような青緑のとても美しい花房(かぼう:房状になった花の集まり)を咲かせます。ヒスイカズラはオオコウモリが受粉を助けると考えられており、植物界では珍しい独特な花の色や、ひとつひとつの花の形が特徴的で魅力的な植物です。
これから見頃を迎える花々②ブーゲンビレア
沖縄の春を彩る「おきなわブーゲンフェア2025」が、今年も華やかに開催されます!
南国ならではのカラフルなブーゲンビレアが一堂に会するこのイベントでは、日本最大級100万輪のブーゲンビレアたちが咲き誇り、訪れる人々を色とりどりの世界へと誘います。
おきなわ2025ブーゲンフェア
■開催期間:2025年3月1日(土)~5月6日(火)
■営業時間:9:30~22:00(最終受付21:30) ※17時以降は、ブーゲンタワーライトアップ
■入園料:
【1日入園券|9:30~22:00】*沖縄南国イルミネーション同時開催
大人2,800円 / 中人(13~17歳)1,550円 / 小人(4~12歳)1,000円
【昼の部|9:30~17:00】
大人1,650円 / 中人(13~17歳)1,200円 / 小人(4~12歳)700円
【夜の部|17:00~22:00】*沖縄南国イルミネーション同時開催
大人2,300円 / 中人(13~17歳)1,350円 / 小人(4~12歳)800円
※イベントは予告なく変更・終了する場合があります。予めご了承ください。
※イベント情報は随時お知らせいたします。詳しくはHPをご確認お願いいたします。
東南植物楽園MAP
おすすめ③コザの夜
沖縄市は、特にコザ地区を中心に夜のエンターテインメントが豊富で、地元の文化や音楽、料理を楽しむことができます。
コザの夜の楽しみ方
【ゲート通り】
米軍基地の門前町として発展した歴史を持ち、ネオンが輝く夜の散策が楽しめます。多国籍な飲食店やバーが立ち並び、異国情緒あふれる雰囲気を味わえます。
【ライブハウス&ミュージックバー】
コザは音楽の街としても知られ、多くのライブハウスやミュージックバーがあります。地元アーティストの生演奏や多彩なジャンルの音楽を楽しむことができます。
【せんべろ居酒屋巡り】
コザには1,000円でベロベロに酔える「せんべろ」を楽しめる居酒屋が増えており、ディープな街の夜をはしご酒で楽しむことができます。
【民謡酒場】
沖縄の伝統音楽である民謡を生演奏で楽しめるお店が多数あります。地元の料理とともに、三線の音色に浸るひとときを過ごせます。
居酒屋
コザ麦酒工房
コザ初!地ビールが飲めるブルーイングパブ
醸造した麦酒をそこで樽詰めし、作り立てのフレッシュな美味しさを十分に楽しんでもらえるよう、工房内にカウンター席を配し、そこで直に楽しめる「ブルーイングパブ」という形態を採用。ここでしか飲めない地元の味を是非ご堪能下さい。
住所:沖縄市中央1-24-13 2F、電話番号:098-975-6119、営業時間:17:00~24:00、定休日:日曜日
登川家
こだわりの焼き鳥や多彩なメニュー
登川家は、本格的な炭火焼き鳥が自慢のお店です。備長炭を使用し、外はカリッと中はジューシーに焼き上げた焼き鳥は絶品。店内には掘りごたつ席があり、25~30名の宴会にも対応可能です。テラス席も4席用意されており、少人数から大人数まで、さまざまなシーンで利用できるのが特徴です。
住所:沖縄市園田1-2-21、電話番号:098-989-9959、営業時間:17:00~24:00、定休日:日曜日
バー
プレイヤーズカフェ
遊びをカタチに
オシャレなカフェでありながら、ホテルのフロントとしても機能する「プレイヤーズカフェ」料理もお酒も凝っていて、中央パークアベニューの中でも人気なお店。
ディープなコザを紹介するテレビ番組「コザの裏側」の収録場所としても有名です。
住所:沖縄市中央2-6-47、電話番号:098-929-1169、営業時間:月曜〜金曜11:30〜14:30 / 17:00〜22:00、土曜15:00〜22:00、定休日:日曜日
カラオケバー Key Stone
これぞ異文化体験!外国人の集まるカラオケバー
沖縄市ゲート通りから一本入った所にある「カラオケバーKey Stone(キーストーン)」は、外国人のお客さんが多く集まるカラオケバーです。
お客さんは外国人が多いですが、店員は日本人ですので、外国人と友達になりたい方はカラオケを通じて国際交流してみてはいかがですか?
住所:沖縄市中央、電話番号:098-929-1081、営業時間:20:30〜3:00,、営業日:金、土曜日
スナック
PRINCE(スナック喫茶 プリンス)
これぞコザ!ゲート通りで一番古い老舗のAサインバー
胡屋(ゴヤ)十字路とカデナ基地のゲート2を結ぶ通り、ゲート通り添いにある「スナック喫茶 プリンス」は、コザならではの異文化が体験できる、老舗のAサインバーです。店内に入ると目に入るのは、壁一面に貼られた「1ドル札」。かつて戦地に向かう兵隊が帰還を願ってサイン入りのお金を貼っていったのが始まりだそう。
住所:沖縄市上地1-4-2、電話番号:098-932-4806、営業時間:水・木曜日20:00〜1:00、金・土曜日20:00~2:00、定休日:月・火・日曜日
民謡クラブ なんた浜
実力派の若き唄者と、風格あるベテラン勢のそろいぶみ。
コザでも指折りの老舗民謡酒場。饒辺愛子さんら大ベテランと共にステージを賑わすのは、次世代の民謡界を担う仲宗根創(はじめ)さん。登川誠仁氏に師事し、定番から流行の民謡ポップスまで幅広いレパートリーを持つ。三線や三板の軽快な音色に酔いしれたお客さんが、ステージで踊り出すことも!
住所:上地1-15-12、電話番号:098-932-5930、営業時間:21:00-4:00、定休日:月曜日
ライブハウス
CLUB QUEEN
コザでしか味わえない異国体験!!
地下入口を降りる、一昔前のアメリカンクラブを思い出させるスタイルのライブハウス。QUEEN、JOURNEY、AIRSUPPLY、BON JOVIなど往年の懐メロから最新ヒットの数々を、自国で1,2位を争うというフィリピンの実力派バンド・PRYZMが、原曲並みのハイクオリティーで楽しませてくれます。
住所:沖縄市上地1-2-1 B1F、電話番号:098-932-8863、営業時間:日〜木20:00~3:00、金、土20:00~4:00、定休日:月曜日
Live Music Bar JET
本格的な演奏に外国人ファンも多い
オープンと同時に客が詰め掛けるライブハウス。ライブは60〜70年代のアメリカン・クラシックロックが中心。日本人バンドによる演奏だが、本格的な演奏テクニックは外国人客が驚くほど。常連ファンも多い。
住所:沖縄市中央1-10-3、電話番号:090-2966-9582、営業時間:金・土 20:00~
ライブ20:30~1:10、定休日:日~木曜日
| model course |紹介スポットも回れる、とっておきの旅プラン
【沖縄市】伝統と多文化が息づく街を2泊3日で巡る
戦後、米軍基地が市内に置かれたことから、沖縄市にはアメリカ文化の影響が色濃く残っています。特にコザ(現在の沖縄市中心部)は、アメリカンテイストの飲食店や雑貨店が多く立ち並び、独特の雰囲気を楽しめるエリアです。また、沖縄市は音楽の街としても知られ、沖縄独自の音楽ジャンルである「琉球音楽」やエイサーの発祥地の一つとされています。毎年8月には「全島エイサーまつり」が開催され、多くの観光客で賑わいます。
そんな魅力あふれる沖縄市を、2泊3日で隅々まで巡る旅をご紹介します。
| comment |一般社団法人沖縄市観光物産振興協会からのメッセージ
一般社団法人沖縄市観光物産振興協会
沖縄市観光物産振興協会は、沖縄市の魅力を紹介する観光情報提供施設です。ここでは、沖縄市の観光スポットやイベント情報を知ることが出来ます。他にも、各種団体旅行・教育旅行などの受け入れや、市内ツアーのコーディネート、ロケ地コーディネート、イベントの主催なども行っています。
施設内には「沖縄観光物産センター 夢プラザおきなわ」を展開しており、沖縄市をはじめとした物産の販売もおこなっております。沖縄市にお越しの際は、どなた様でもお気軽にお立ちよりください!
編集後記
今回記事を制作して感じた沖縄市の印象は、「沖縄市は、楽しめる時間が長い!」ということでした。
東南植物楽園では、朝7:00からレストランが営業しており、「楽園台湾朝食」を楽しむことができます。日中は日本最大級の屋外植物園を散策し、夜にはイルミネーションイベントが開催されます。さらに、プロ野球キャンプの時期には、広島東洋カープのキャンプ観戦も楽しめます。その後は、コザの街に繰り出し、朝方まで営業しているナイトスポットで思う存分楽しむことができます。
プロ野球キャンプの時期以外でも、沖縄こどもの国で動物たちと触れ合ったり、地元を知り尽くしたガイドと一緒に商店街や穴場スポットを巡る「沖縄市まちまーい」に参加することで、沖縄市・コザの魅力をさらに深く堪能できます。
ぜひ、モデルコースを参考にして、沖縄市の魅力にどっぷりと浸かってみてください!
【ピックアップ】連載・おきなわ41物語/沖縄にはまだ知られていない魅力いっぱい
連載・おきなわ41物語
沖縄にはまだ知られていない魅力いっぱい
41、それは沖縄県にある市町村の数です。おきなわ「41」物語では、41市町村のイマの魅力をひとつずつ独自取材。
地元民がおすすめする地域ならではの魅力や是非訪れてほしい穴場スポット、寄り道グルメなど、新しいローカル旅の目的地を紹介してまいります。
41の物語とともに、新しい沖縄を再発見してみませんか?
1982年にカープが沖縄市で冬のキャンプを開始して以来、ずっとカープファンを続けています。当時は衣笠選手や山本浩二選手といったホームランバッターが大活躍していましたが、現在のチームは守備と走塁を重視した、粘り強いチームへと進化しました。全員野球の一体感が魅力で、そんなカープが大好きです。
沖縄市には、多くのプロ野球ファンが訪れます。広島東洋カープが優勝した際、応援ツアーで広島を訪れた時のエピソードをご紹介します。広島の街中にある居酒屋で、美酒に酔いしれながら、コザのみんなと広島の応援歌を歌っていたところ、負けた相手チームのファンが遠慮がちに入ってきました。その時、私の仲間が突然相手チームの応援歌を歌い始めたのです。周囲から「お前はどこのファンなんだ」と聞かれると、彼は「俺はプロ野球ファンだー!」と力強く叫びました。その瞬間、拍手が巻き起こり、みんなでスクラムを組んで広島の優勝を祝ったのです。コザの街は、訪れるすべての人をリスペクトします。そんな温かい沖縄市で、ぜひ一緒にカープのキャンプを楽しみましょう。
さらに、私は沖縄市観光まち歩きガイドツアー「コザまちまーい」のガイドも担当しています。指名も可能ですので、ぜひ私に会いにお越しください!
熱烈カープファン 大城 貞夫さん
沖縄市観光まち歩きガイドツアー(コザまちまーい)はこちら