2021年7月、沖縄本島北部の「やんばる」と呼ばれる地域が ユネスコ世界自然遺産に登録されました。 亜熱帯海洋性気候に属する沖縄で育まれた 貴重な生き物や植物に出会う、 ここでしか体験できない豊かな自然を楽しむ旅へ、いざ。
やんばる地域には、この場所の豊かな自然を 知ることができる施設がいくつもあります。 森へ行く前に、また行った後にもぜひ訪ねてみてください。
国頭村にある「やんばる野生生物保護センター ウフギー自然館」は、やんばる地域に生息する希少な生き物や、亜熱帯の植物等、やんばる地域について総合的に学ぶことができます。入口すぐの「エントランスゾーン」では、上空から撮影した大きなやんばるマップがお出迎え。続く「コンテンツゾーン」は海や森、山などの生き物たちの暮らしを詳しく紹介しています。
そのほか、自然にまつわる本が並ぶライブラリーのある「ゆんたくゾーン」、やんばるの魅力についてのオリジナルショートムービーなどを上映している「映像・レクチャールーム」があります。館内をめぐってやんばるの自然や生き物の魅力を知ることで、ロードキル(野生生物の交通事故等)や密猟など、現在直面している課題について、考える機会にもなるはずです。
エントランスゾーンでは、やんばるがどのようなところか、ここにしかいない生き物がいる秘密などを紹介。
1999年に設立し、2010年4月のリニューアルオープン時に、大木を意味する「ウフギー自然館」という愛称がつけられました。
固有種の代表でもある、国指定の天然記念物ヤンバルクイナの生態や現状について紹介しています。
INFORMATION
やんばる国立公園内にある「やんばる学びの森」は、アクティビティも満喫できる宿泊施設。ガイドウォークとカヤックの体験が可能です。ガイドウォークは3つのコースがあり、心地良いせせらぎの音を聞きながら自然散策路を歩くリバーソングコースと、ガイドと一緒に夜の森を歩くナイトハイク、高齢者や車椅子の人でも楽しめる全長650メートルのヨンナーコースから選べます。
カヤック体験は、ゴールデンウィークから10月のオンシーズンまでは川の上流で川遊びを楽しみ、寒い時期にはガイドからやんばるの歴史や文化、自然についての話を聞きながらダム湖を遊覧するなど、季節によって異なる楽しさがあります。施設内には広々とした客室や、県産食材を使った料理を提供するレストランがあり、遊びに食、宿泊と、やんばるをとことん楽しめます。
2021年に世界自然遺産として登録された、やんばるは訪れた人の心を穏やかにしてくれます。
オートサイトのキャンプ場では晴れた夜には思わず見惚れてしまうほど美しい満天の星空を眺めることができます。
ガイドウォークのコースは、やんばる国立公園内にあり、ジャングルのような亜熱帯の森を散策できます。
国頭村観光協会に併設されている「国頭村観光情報センター」には、村内のおすすめ観光スポットや飲食店情報を紹介したオリジナルのパンフレットのほか、村内の施設のフライヤーも常時たくさん置かれているので、どこに行こうか迷ったらぜひ最初に訪れてほしい場所。国頭村観光のアドバイスをくれる職員の方も常駐しています。
また、国指定の天然記念物のヤンバルクイナをはじめ、ノグチゲラやイボイモリなど、この地域でしか見られない珍しい生き物の紹介や、やんばるの自然を守るためのルールについても学ぶことができます。隣接する「道の駅ゆいゆい国頭」では、地元の特産を使った料理が楽しめるだけでなく、新鮮野菜の直売所やお土産品コーナーもあるので、ぜひ合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。
施設内では、やんばるの森の魅力だけでなく、生き物や植物の貴重な大切さも伝えています。
集落内を気軽に散策できるようにと、レンタサイクルの貸出をしているのも嬉しいところ。
施設内では、県産木のリュウキュウマツでつくられた雑貨など、地域にまつわるこだわりのグッズも販売。
国指定の天然記念物のヤンバルクイナは、やんばるだけに生息し、日本で唯一の飛べない鳥としても知られ、赤いくちばしと頑丈な足が特徴です。人の気配がするとすぐに姿を消してしまうため、地元住民でもなかなか見ることができません。そんなヤンバルクイナと実際に出会えるのが、「ヤンバルクイナの郷」ともいわれる国頭村安田にある、「クイナの森」です。
館内で育てられたヤンバルクイナの「クー太」は、とても人懐っこく、餌を食べたり、水浴びをする姿を間近に見られるほか、時には来館者の前に来て顔をのぞきこんだりするしぐさが可愛らしく、訪れる人みんなをとりこにする人気者。ヤンバルクイナの生態や生息環境が学べる資料ブースのほか、ショップでは、さまざまなヤンバルクイナグッズが販売されています。
入口にはヤンバルクイナをモチーフにしたオブジェや壁画などがあるので、一緒に写真を撮るのもおすすめ。
ヤンバルクイナの標本や剥製も設置されており、じっくりと細かいところまで観察できます。
ロードキル(ヤンバルクイナの交通事故)の現状をはじめ、対策方法や保護活動についても紹介されています。
「道の駅おおぎみ やんばるの森ビジターセンター」は、2020年に旧大宜味中学校の跡地にできた施設です。やんばるの森の魅力を分かりやすく伝えられるようにと、360度に広がるドーム型スクリーンで、森の歩き方や、その自然の魅力を映像で紹介し、寝転んでリラックスした状態で鑑賞することができます。その他にもテラスには大宜味村の景色を一望できる展望台や、
在住スタッフだからこそ知っている、旬のおすすめスポットを紹介する観光案内コーナー、子ども達が描いたやんばるの絵を展示するギャラリーなど、見どころたっぷりです。また、道の駅では、大宜味村を中心に、地元の新鮮な野菜や果物、加工品などの特産品を数多く取り揃えているほか、美味しい料理も楽しむことができるので、ドライブの合間に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
館内には、まるでやんばるの空を飛んでいるような気分になれるVR体験コーナーもあります。
道の駅には、やんばるにある酒造所の泡盛を使った加工品や雑貨などもあるのでお土産探しにもおすすめ。
パーラーでは天ぷらやタコライス、ハンバーガーなど、テイクアウトにぴったりな沖縄ならではの軽食を用意しています。
※掲載内容は、掲載日もしくは更新日時点での情報です。最新情報は、ご利用前に各施設などにご確認下さい。
当サイトでは、情報一覧の♡アイコンや各ページに表示されている「お気に入り」ボタンをクリックすることで、あなただけの「お気に入りリスト」が作成できます。 下記「お気に入りリストを共有する」ボタンをクリックすると、SNSなどで共有できるあなたオリジナルの「お気に入りリスト」URLが発行されます。
お友達やご家族と共有したり、PCで作成したリストをスマートフォンに送ったり、旅のプランニングに是非お役立てください。
お気に入りリストはこちらから
このサイトでは、ユーザーの利便性向上を目的としてCookieを使用しています。同意ボタンをクリックすると、ユーザーはこのサイトでのCookieの使用に同意したことになります。詳細については、「Cookie(クッキー)ポリシー」をご覧ください。
同意する
Cookie使用にご同意いただける場合は、同意ボタンをクリックしてください。詳細を見る