「誠一つの 浮世さめ のよで云言葉の 合はぬおきゆが」
この歌が沖縄の人の心を築いてきたのです。
14世紀頃より琉球音楽の主要楽器となったとされる三線。
国指定重要無形文化財琉球古典音楽保持者(人間国宝)であり、
その第一人者である照喜名朝一氏には日本国内だけに留まらず、世界中からの出演依頼が絶えない。
自身が受け継いだ伝統芸能という遺産を未来へ残す為に、照喜名氏は今日も三線を手に歌い続ける。
「誠一つの 浮世さめ のよで云言葉の 合はぬおきゆが」
(歌意 この世を渡るには誠一つが何よりも大切である。誠心誠意でいった言葉ならこれが合わないということはない。必ずその言葉通りになるだろう。)
仲風節のこの歌が沖縄の人の心を脈々と築いてきたと照喜名氏は語る。
沖縄で歌と三線に触れ、伝統芸能の重みと沖縄の人の心のあり方を感じて欲しい。