古民家に泊まろう!沖縄離島 渡名喜村

いにしえのふくぎに抱かれ、護(まも)られた古民家。沖縄の素朴な“原風景”を体感出来る至福の時。

赤瓦の宿 ふくぎ屋

まばゆい海原を超え、清(ちゅ)ら島・渡名喜(となき)へ

沖縄本島・那覇市からフェリーで2時間強の場所に位置する渡名喜(となき)島は、全域が「県立自然公園」に指定されている自然豊かな島。また、村内の集落は、その希少性から「重要伝統的建造物群保存地区」と定められています。

箒(ほうき)で掃き清められた端正な白砂の道に、戦禍を免れた昔ながらの家屋が立ち並ぶ姿は、まさに「清(ちゅ)ら島」そのもの。
島全体が清々しく凛とした美しさに包まれています。各民家をぐるっと囲っているのは、防風林として重宝され、堀の役割も果たしているふくぎ。そう、この地に宿っているのは、素朴でやさしい沖縄の「原風景」です。

赤瓦の屋根と珊瑚の石垣が印象的な古民家

“古民家ステイ”でいにしえの島の息吹に触れる

10名が一度に宿泊出来る一番大きな古民家は、まずその立派な門構えに圧倒されます。
背の高いヒンプン(門の奥にある衝立)を眺めながら家屋の中へ入ると、右端に一番座、次に仏壇がある二番座、そして広々とした台所と続き、さらに、仏壇の裏手に位置する空間に物置として使用していた「裏座」が配されています。
窓を開けると、風が通り抜け、涼しくて快適!初めて来た場所なのに、まるでふるさとの家に帰ってきたかのような安心感に包まれます。

室内はリフォームされていますが、柱や梁の一部は当時のものを使用しており、時代を経た木の質感は何とも魅力的。ふと見ると、柱にはかつての居住者が記したであろう子供の背丈や名前など、年輪のように様々な記憶が刻まれていました。
歴史を重ね、時代を超えた島の記憶が今もなお、この場所に脈々と息づいているのがわかります。

一度泊まると再び帰って来たくなる、“もう一つの我が家”

赤瓦の宿 ふくぎ屋

【住所】沖縄県島尻郡渡名喜村1909
【電話番号】098-989-2990
【オーナー】南風原 豊さん

お客様のニーズを汲んだ“おもてなし”ができれば、と日頃から考えています。
みなさんには、「我が家」に帰って来たような気持ちでくつろいでいただきたいですね。

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掲載日:
2017.05.01

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