人気のダイビングスポットも多く、美しい海と雄大な自然が魅力の恩納村。
沖縄有数のリゾート地として国内外に広く知られており、2018年7月21日には「サンゴの村宣言」〜世界一サンゴにやさしい村〜を行い、美しい海を守るための活動にも取り組んでいます。
そんな恩納村で「はちみつを使ったドリンクやスイーツ」が注目を集めています。
■恩納村産はちみつを使った極上スイーツ
そのひとつである「恩納はちみつシュー」は、手のひらに収まるサイズ感でありながら、中にはちみつを混ぜ合わせたクリームがぎっしりと詰まった濃厚な一品。
シュー生地の上には、生はちみつを混ぜたホイップに、焦がしはちみつを散らし、小さくカットしたカーブチー(季節により変更あり)をトッピングすることで、爽やかで芳ばしい香りが鼻を抜けます。
「ハニーソーダ」は、ジンジャーとはちみつがブレンドされた爽快感のあるドリンク。すっきりとした清涼感とピリリとしたジンジャーの刺激は、沖縄の気候にぴったりです。
その美味しさから、前回の製造分はあっという間に完売。あまりの人気ぶりにシュークリームにいたっては販売を休止しており(2021年12月時点)、次のはちみつの入荷から再度販売をスタートするそうです。
そのドリンクやスイーツを味わえるのは、西海岸の青く澄んだ海に360度囲まれたハイアット国内初のビーチリゾート「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄(以下:ハイアット瀬良垣)」。 恩納村の魅力的な自然、そしてハイアットブランドの上質なホスピタリティで、オープン当初から多くの人々をもてなしています。
実は、この「恩納はちみつシュー」と「ハニーソーダ」で使用されているはちみつこそが、恩納村が美しい海を赤土流出から守るために取り組む「Honey&Coralプロジェクト」の一環で生まれたもの。
■「Honey&Coralプロジェクト」とは?
「なぜ、はちみつがサンゴを守ることにつながるの?」と思う方も多いはず。
沖縄では、収穫が終わり耕されたまま休ませている農地から、大雨により赤土が海へ流れてしまうことで、海に生息するサンゴの光合成や呼吸を妨げたり、美しい海の景観に悪影響を及ぼしてしまう「赤土流出」が大きな課題となっています。
そこで、畑を植物で囲ったり、収穫後の畑に花を植えたりなどして赤土の流出を防ぎ、さらにその花を飛び回るミツバチからはちみつを採る「Honey&Coralプロジェクト」が、恩納村とOIST(沖縄科学技術大学院大学)の共同でスタート。
Honey&Coralプロジェクトのカギとなる「ミツバチ」が様々な花の授粉を手伝うことで植物や生物多様性をもたらすうえに、農家さんの副収入を生む「養蜂」がこのプロジェクトを続けるための重要な役割を果たします。
そして、そのはちみつをおいしく味わうこともプロジェクトの継続、そして海やサンゴを守る行動に繋がっていくというわけです。
そんな恩納村の本気の取り組みにハイアット瀬良垣が賛同し、そのはちみつをさらに美味しく味わえるドリンクやスイーツの開発に至りました。
■Honey&Coralプロジェクトを通して豊かな海を守ることでお客様の感動を守りたい
本プロジェクトのはちみつを使った商品開発は、ハイアット瀬良垣がはじめての試み。プロジェクトチームとパティシエが試行錯誤を繰り返して、そのおいしさを存分に活かしたメニューに仕上げたのだそう。
プロジェクトを担当する木嶋明子さんは、「実は恩納村が「サンゴの村」宣言を行った2018年は、ホテルがオープンした年。そうした縁もあり、サンゴ礁にやさしい取り組みを進めることで海を持続可能にし、お客様の笑顔と感動を守りたい。」 と、自然環境とお客様のどちらにも”やさしい”姿勢をお話ししてくれました。
「お客様からは、恩納村ではちみつが採れるんだ!という驚きの声や、環境に貢献できることへの喜びの声など、商品についても嬉しい言葉を多くいただきました。」 という言葉から、ハイアット瀬良垣による2つの素晴らしいメニューによって、海を想うやさしい気持ちが広がる様子が目に浮かびます。
海にも、お客様にも日々丁寧に接するハイアット瀬良垣だからこそ、Honey&Coralプロジェクトと多くのお客様をつなげる人気メニューを開発できたのだと感じました。
※はちみつを使った商品の販売は1月現在休止中。次回の恩納村のはちみつ採取後の2月下旬予定
■アクティビティで、海の生態系にも貢献
ハイアット瀬良垣の海にやさしい取り組みは、”おいしい”だけに留まらず、”たのしい”体験も用意されています。
ハイアット瀬良垣内で実施されるマリンアクティビティでは、ホテルと沖縄科学技術大学院大学(OIST)が連携して進めているカクレクマノミ(以下、クマノミ)の育成と海洋での保全・復元を目的とした「瀬良垣島・クマノミ育成プロジェクト」の一環として、 シュノーケリングやダイビング体験に、クマノミの生態系を学ぶレクチャーを組み合わせたプランをスタート。
ベテランインストラクターが瀬良垣島周辺でのクマノミの生態系や育成、海の環境について、たのしくて・わかりやすく、思わず人に話したくなるようなレクチャーをしてくれます。 15〜20分のレクチャーを終えた後は、実際にクマノミに出会うシュノーケリング・ダイビング体験!
ここで見られるのは、瀬良垣島周辺の海域に放流するために、OISTによって卵から孵化させるところから数ヶ月かけて育てられたクマノミたち。いつか、このクマノミの子どもたちが泳ぎまわる姿も、瀬良垣島の海で見られるかもしれません。
レクチャー込みで75分のプランなので、マリンスポーツ初心者の方や小さな子ども、お年寄りまで気軽にたのしめるのも魅力。プランに参加することで、クマノミ育成の資金づくりの貢献にも繋がります。
現在、体験した6~11歳のお子様には、先着30名限定で「瀬良垣島クマノミ育成プロジェクト」ロゴワッペン付きヘリーハンセンオリジナルキャップをプレゼント中。(その後はワッペンなしのキャップとなります)
アクティビティプランの詳細はこちら
■誰でも気軽に、SDGsの取り組みに参加できる体験を
何からSDGsに取り組めばいいのかわからないという方も多いかもしれません。ですがハイアット瀬良垣に行けば、おいしくて、たのしい体験で気軽にその一歩を踏み出すことができるのです。
まずは「おいしそう」「たのしそう」から、エシカルでやさしい旅をはじめてみませんか?
今回ご紹介したフードやドリンク、マリンアクティビティは、いずれも宿泊せずに購入・体験が可能です。