玉陵(たまうどぅん)

歴代琉球国王が眠る陵墓

玉陵は第二尚氏の一族を葬った墓です。1501年、琉球王国最盛期といわれる尚真王(しんしょうおう)の時代に建てられました。
墓は首里城をモデルにしたといわれる巨大な石造りで、骨を収める墓室が東西に3つ連なり、周りを高い石垣で囲んでいます。
玉陵は琉球王国で確立された独自の石造記念建造物の貴重な事例として、重要文化財と史跡にも指定されています。

施設情報

玉陵(たまうどぅん)
【住所】〒903-0815沖縄県那覇市首里金城町1-3
【TEL】098-885-2861

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交通アクセス

■車で(約40分~1時間)
那覇空港から国道331号線で那覇市内中心部へ向い、国道58号線を進んで泊交差点を右折。
県道29号線を直進して池端交差点を右折し、首里城前を右折

■バスで(約45分)
1.市内線(1、14、17)番、市外線(46番)に乗車し、首里城公園入口バス停にて下車、徒歩約5分
2.首里城下町線(8番)に乗車し、首里城前にて下車、徒歩1分

■モノレールで(約40分)
那覇空港から「ゆいレール」に乗り儀保駅で下車。徒歩15分

イベント情報

■玉陵 世界遺産解説会
日時:毎月第3日曜日 11:00~12:00(1時間)
内容:学芸員・管理指導員による解説を聞きながら、世界遺産の玉陵を見学し、学びます。
参加費・観覧料:無料
予約・集合:事前予約不要。券売所前に5分前までに集合。

国王の権力を象徴する石彫

墓室前の石の欄干(らんかん)には、首里城の装飾にも使われている龍や鳳凰(ほうおう)といった中国の架空の動物が彫られています。
また、国王と王妃が葬られている墓室の両側の塔には、玉陵を見守るように2体の石彫獅子が据えられています。これは、輝緑岩(きりょくがん)という中国の硬い石に彫られ、玉陵が建造された時に設置されたと考えられています。
外庭にある「玉陵の碑文」も輝緑岩でできており、沖縄に現存する「かな碑文」としては最古のもの。表面に彫られた琉球独特の模様や文字は歴史資料として高く評価されています。

第二尚氏王統とは?

球王国の王統は、第一尚氏と第二尚氏に分かれています。
第一尚氏は、琉球王国を樹立した王統で、1406年から1469年まで7代続きました。その第一尚氏から王権を奪取したのが、玉陵を築いた尚真王の父・尚円です。尚氏という名前を受け継いで新しい王統をスタートさせ、廃藩置県が沖縄に置かれる1879年の410年間続きました。
全員ではありませんが、玉陵には第二尚氏王統の歴代王とその家族が葬られています。

お気に入りについて
掲載日:
2016.04.15

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