2022年、3年ぶりに自粛を求めないゴールデンウィークを迎えた沖縄に「レンタカーが不足する」という問題が起こりました。大きな理由の一つは、コロナ禍で利用者が減り各レンタカー会社が保有する車の台数が激減したことですが、実は沖縄旅行を楽しむには、レンタカー以外の方法もあるのです！

■航空会社が提案する
新しい沖縄旅行のカタチ

「バス／ゆいレール／船で楽しむ沖縄観光マップ」は、JALグループ会社のJTA(日本トランスオーシャン航空、以下JTA)が提案する、新しい沖縄旅行のカタチとして、バス／ゆいレール／船といった公共機関を使った「ゆったりと時間を楽しむ旅」を紹介しています。

こちらのマップは、JTAが隔月で発行する機内誌 Coralwayに掲載されたほか、JTAのウェブサイトでもご覧になれます。

https://jta-okinawa.com/jtajournal/kankoumap/

今回のマップ作成は第一弾ということで、那覇周辺の観光地を手軽に回れる「那覇周辺マップ」と、2021年に世界自然遺産登録された沖縄北部の「やんばる」の３村をメインとした「やんばるの旅マップ」を掲載しています。

那覇周辺マップでは、首里城周辺の「琉球の歴史と文化にふれるコース」や、おもろまちエリアと、国際通りを散策できる「沖縄の今昔を楽しむコース」、そして、那覇市内にある美しい波の上ビーチに手軽に行ける「沖縄のビーチを手軽に満喫コース」、ショッピング好きにはたまらない、アウトレットや大型モールを巡る「ショッピングも観光も満喫コース」の４コースを紹介。

那覇周遊には、モノレールと路線バス1日乗車券「バスモノパス」がお得です。

やんばるの旅コースでは、那覇からやんばるの国頭村を結ぶ「国頭シャトルバス」、そしてやんばるの森の中を環境に優しいEVバスで巡る「やんばるの森ネイチャーガイドツアー」を紹介しています。

そして、大注目なのは那覇と、名護市、本部町を結ぶ高速船です。こちらの高速船は、定員180名で、Wi-Fiや自転車を乗せられるサイクルスタンド、大型の荷物置き場などの装備が充実しており、渋滞のない快適な海上ドライブが楽しめます。

また、これらのさまざまな交通機関から、目的地までの最適な経路を検索したり、チケットの予約をおこなったりすることができる「JAL MaaS」というサービスも提供しています。

https://www.jal.co.jp/jp/ja/relations/jalmaas/okinawa/index.html

でも、なぜ航空会社のJTAが「バス／ゆいレール／船で楽しむ沖縄観光マップ」を作成したんでしょうか？？

「地域貢献をおこなうのは、地元企業としての責任です」と語るのは、JTAの土屋さん。

マップ作成には、レンタカーが借りられなかった方や、車の免許を持たない方、運転に不安がある方でも気楽に沖縄に来て欲しい、という想いが込められています。
また、公共交通機関を利用することで、沖縄の自然環境の保護や、慢性的な交通渋滞の緩和に繋がり、環境に優しいエシカルな旅になることも期待しています。

「私たちJTAもただ飛行機を飛ばすだけでなく、自然環境の保護と観光事業の両立を意識して、沖縄を持続可能な観光地として守る責任があると思っています。」

実はJTA・JALグループはこれまでにも様々なカタチでSDGsへの取り組みをおこなっています。

■持続可能な社会の実現に向けた、
JALグループの様々な取り組み

JALグループは持続可能な社会の実現に向け、様々な取り組みをおこなっています。
例えば、CO2削減のため燃料の使用量を抑えたり、効率の良い新たな飛行ルートを使用するなど、2050年までにCO2の排出ゼロ！という大きな目標を掲げています。

また、海水温の上昇や天敵の増殖で減少している沖縄のサンゴを守るために有性生殖法によるサンゴ再生支援の活動をおこなったり、地域の学校で現役社員が授業や講演をおこなったり、地域で開催される色々なイベントを多方面から応援したり、JTAでは環境・人・地域を意識し、「結∞アクション」と名付けてそれらの活動に積極的に取り組んでいます。

今回の「バス／ゆいレール／船で楽しむ沖縄観光マップ」も、持続可能な社会の実現に向けての取り組みのひとつでした。すでに第二弾のマップ作成の計画も始まろうとしています。「第一弾では、みんなが知っているスポットへのご案内が中心でしたが、今後、ニッチなニーズにこたえられるものなどにも挑戦してみたいです」

ゆったりと時間を楽しむ沖縄、バス・ゆいレール・船を使ったエシカルで新しい沖縄の旅を楽しんでみませんか。