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琉球の彩りあふれる染織物「沖縄の染織物13」

沖縄の染織物13種

美しい仕上がりで多くの人を魅了する沖縄の染織物。 沖縄で生まれ、受け継がれてきた13種をご紹介します。

染物

琉球びんがた

琉球びんがた

沖縄を代表する染色技法で、びんは色、がたは模様という意味です。古典紅型柄の鳳凰や龍、鶴などは、中国や本土の影響を受けたといわれ、デイゴや魚といった沖縄の自然や風物が取り入れられた新しい文様も生まれています。

染織物

八重山上布

八重山上布

八重山・石垣で主に生産される八重山上布。琉球王朝時代には貢納布として織られました。島人の積み重ねてきた技術は精巧で、白地に赤茶色の染料で絣模様を捺染した麻織物は、通気性に優れ、天然の色合いと素朴な絣柄が魅力です。
宮古上布

宮古上布

宮古島で生まれ、600余年に渡り受け継がれてきた宮古上布。苧麻(ちょま)を育てて績み、絣を括り、深い藍に染めて織ります。また、織り上がった布を叩くことで風合いが増す「砧(きぬた)打ち」により独特な光沢が生まれます。
芭蕉布

芭蕉布

芭蕉布(ばしょうふ)は、沖縄の織物の中でも最も古い織物といわれ、大宜味村喜如嘉が主な産地です。糸芭蕉から繊維を取り出し、繊細な手仕事を経て糸を作り、織り上げます。その手技は国の重要無形文化財となっています。
首里織

首里織

那覇市首里に伝わる首里織は格調高く洗練された織物です。中でも花倉織は、最も格式の高い織物で王家の妃、王女が着用したといわれています。他に平織に経糸を浮かせた道屯織(ろーとんおり)など美しく多種多様な織りが特徴です。
与那国織

与那国織

平織の交織布ドゥタティ柄、板花織のシダディ(手巾)、夫婦絣と称される絣柄を織り込んだカガンヌブー(細帯)、花織(ドチン花・イチチン花・ダチン花)を総称したのが与那国織です。染料は、島で自生する植物を用い、全工程を手作業で行います。
琉球絣

琉球絣

南風原町一帯で作られる絣織物を限定して呼ぶ琉球絣。染めと織り、手間と暇をかけて出来上がる繊細な琉球絣は「日本のかすりの源流」ともいわれ、琉球王朝時代の「御絵図帳」にある約600種類の図案が使われています。
読谷山花織

読谷山花織

読谷村で作られる読谷山花織(ゆんたんざはなうい)。オージバナ(扇花)、カジマヤーバナ(風車花)、ジンバナ(銭花)を組み合わせて、立体的な幾何学模様で織り出しています。南方方面から海を渡って伝わってきた、ロマンあふれる織物です。
南風原花織

南風原花織

南風原花織は、南風原町で主に生産され、クワンクワン花織、ヤシラミ花織、タッチリー、チップガサーなど、南風原花織にしかない独特な模様や名称が存在します。多様な色彩の花糸を使った立体感のある浮柄が魅力的です。
知花花織

知花花織

沖縄市で主に生産される知花花織(ちばなはなおり)は、祭祀の衣裳や晴れ着として愛用されてきました。模様の糸が経て方向に浮く経浮花織(たてうきはなおり)と、刺繍のように糸が浮く縫取花織(ぬいとりはなおり)の2つの技法が特徴です。
読谷山ミンサー

読谷山ミンサー

読谷村で作られる読谷山(ゆんたんざ)ミンサー。「ミンサー」とは細帯を意味する言葉です。縦糸を用いて「ぐうしばな」(竹串を使う技法)で織ります。南国らしい鮮やかな色使いと絣模様が特徴です。
八重山ミンサー

八重山ミンサー

5つの柄と4つの柄と配する絣模様が特徴。「いつ(五つ)の世(四つ)までも末永く」という想いが込められています。ミンサーという言葉は「綿(ミン)で織られた幅の狭(サー)い帯」から来たといわれています。
久米島紬

久米島紬

素朴な風合いと植物染や泥染めによる独特な色調が魅力の久米島紬。図案作りから仕上げまでの全工程を一人の織子が務めるといいます。泥染めすることで光沢を増し、渋い色味の美しさをより際立たせます。
掲載日:
2020.03.03

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